スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

 ←今後もこのブログの更新情報をチェックしたい方はぜひRSS登録を!

[論文の整理]Mendeley Desktopで重複している文献を統合する方法

フリーで使用できる、文献管理ソフトウエアであるMendeley Desktopの最新バージョン1.0が、リリースされました。Mendeley reference manager logo

Dashboard | Mendeley

このバージョンから、重複して登録されてしまっている文献情報を統合する機能が、追加されています。

 

 

論文管理システムMendeleyとは

まず、Mendeley Desktopの概要を簡単にまとめます。

フリーで使用でき、Windowsだけでなく、Mac、Linux、iPhone、iPad でも使用できるマルチプラットフォームな文献管理ソフトウエアです。

もちろん、各プラットフォーム間での文献情報の同期も可能です。

基本的な使い方、運用方法のコツなどは以下のエントリーにまとめていますので、参照してみてください。

Mendeleyを使った論文管理法、Mendeleyの使い方 My Scratch Pad

 

著者名や論文ごとのタグやキーワードの管理をするには、以下のエントリを参照。

Mendeley Desktopで著者名の表記を統一する方法 My Scratch Pad

 

文献ファイルを複数のPC間で共有しながら管理をするには、以下のエントリを参照。

【改良版】 Mendeleyで管理している文献を複数のPCで共有する方法 My Scratch Pad

 

 

Mendeley Desktopの重複文献検出&統合機能とは

これまでのMendeley Desktopでは、同じ文献ファイルが2度登録されたときでも、異なる2つの文献ファイルとして登録されていました。

今までは、このようなときの対処は、ソートや検索で同一文献の情報を探して、重複している片方を削除してくという作業が必要でした。

既にMendeley Desktopを使いこなして、数百件以上の文献を管理している人にとっては、少なくともこの重複文献の問題は必ず引っかかる点だと思います。

 

しかし、今回からは、このような作業をすべてMendeley Desktop側で処理してくれるという、非常に強力な機能が追加されました。

 

Mendeley Desktopの重複文献検出&統合機能を使用する

(1) まずはMendeleyを最新版に

まず、最新版のMendeley Desktopにアップデートした状態の画面です。20110726132239

画面GUI的には以前のものから、ほとんど大きな変更はないようです。

アップデート自体は、以前のバージョンがインストールされていれば、Mendeley Desktop起動時に自動的に進行します。

 

(2)重複チェック機能を起動

今回は、重複検出及び統合機能を検証するために、あえて1組だけ重複している文献がある環境を構築しました。

20110726132400

上から1行目と、9行目に同じ文献が2重に登録されてしまっています。

 

この状態で重複検出を行います。

重複検出機能を使用するためには、Toolメニュー内にある Check for Duplicates を選択します。

20110726132540

 

(3)重複文献情報の確認

するとリスト画面が、Mendeley Desktop が自動的に、重複文献である可能性が高い情報を検出した一覧に、変わります。

20110726132610

上の画像が、Check for Duplicates を選択した後の画面です。

先ほど、2重に登録されてしまった文献が、重複の可能性がある情報としてきちんと検出されています。

Confidenceの列には、重複を検出した際、どれくらいの確率で本当に重複した文献であるかどうかを、判断できる指標になります。

これまで使用した感じだと、ここが8割以上であれば、ほぼ正しく重複文献が検出されていると考えてよさそうです。

 

表示を詳しく見ていくと、一行目の情報が、もし検出された2つの重複文献情報を、統合するとしたら、このような情報として表示されますよ、という情報です。

2行目、3行目の情報は、検出された重複文献の個別の情報です。

もし3重、4重と重複文献が存在する場合は、この下に行が続くことになります。

 

さて、個別の情報を確認して、「これは重複ファイルだ → 一つに統合したい」となったときに、Mendeley Desktopでは、重複した2つの情報のうち、どちらの情報を、統合後の情報に引き継ぐか、ということを選択することができます。

例えば、文献A-1の登録情報はほとんど合っているんだけれども、文献A-2の著者情報とタグ情報だけは、統合後の文献Aに引き継ぎたい、といったような場合に有効です。20110726132655

具体的な方法は、個別の文献情報の行を選択した時に、右側に表示される詳細情報表示パネルのところのチェックボックスを操作することによって、引き継ぐ情報を選択できます。

 

 

このチェックボックスのついた項目が、統合後の文献情報として登録されることになります。

前の例で言えば、文献A-2の Author と Tags の所にチェックを入れて、文献A-1の詳細情報のところではAuthor と Tags 以外の所にチェックが入っていればいいということです。

ちなみに、文献A-2の Author と Tags の所にチェックを入れた時点で、自動的に文献A-1の Author と Tags は、チェックが外れます。

 

逆に言えば、ここでチェックボックスのついていない方の情報は統合後に消えてしまう情報ということになるので、きちんとここで確認しておくことが大切です。

 

 

(4)重複文献の統合

さて、いよいよこの2つの文献情報を1つに統合する準備が整いました。

 

先ほどのリスト表示の一番上の行を選択してください。

右側の詳細情報表示パネルが以下のような表示になると思います。

20110726132628

後は、Confirm Merge ボタンを押せば、自動的に2つのファイルが統合されて、1つの文献情報として扱うことができるようになります。

統合処理が完了した後、上記のリストから消えます。

 

ちなみに、統合元の2つのファイルは、統合してもどちらかが消えたり、変更されたりするわけではなく、統合後の文献情報の詳細情報表示パネルの Files の所に、元の2つのファイルのリンクが表示されます。

 

最後に

この、重複文献検出機能は、長い間Mendeley機能追加リクエストの上位に位置していたこともあり、多くの人が望んできた機能の一つであるため、今回のバージョンアップでこの機能が加わってとても嬉しく思います。

機能の使い勝手も、これまでのGUIの一貫性を、一定のレベルで保ちつつも、自由度の高い操作と、分かりやすさを、うまい具合に落とし込んでいるなあ、という感想です。

是非、この機能を活用して、文献をさらに快適に管理できる環境を構築してみてください。

 ←今後もこのブログの更新情報をチェックしたい方はぜひRSS登録を!

この記事へのコメント

- zola - 2011年07月27日 06:51:25

お世話になります.
以前mendeleyのフォルダ分けをそのままにしてdropboxを導入したいと質問させていただいた者です.
例えば現在のmendeleyの使用下で,新たにdropboxを導入し,今までの文献ファイルをdropboxフォルダ下のmendeleyフォルダに全て放り込んだうえで同期チェックをして情報統合すればフォルダ分け情報はそのまま維持されると考えていいということですね.
で,以後追加ファイルを全てdropbox側に放り込んでいけば現在使用しているmendeley側のweb space占有領域は今現在占有している以上には増加しない.....という理解でよろしですか?

お時間のある時で結構ですのでご教授下さい.

承認待ちコメント - - 2017年06月25日 22:51:46

このコメントは管理者の承認待ちです

トラックバック

URL :

自己紹介
知的生産における効率と非効率のスキマにあるたのしさを発信していきます。 日常を便利にするコツや、役立つ情報、ライフハックを中心に。 Evernote、 Toodledo、 Mendeley、 Google、 などのツールとどう付き合っていくかなど、その時の考え、興味の中心を書いていくブログです。
  • Twitter : @ichi_tas
  • Email : mspktr0@gmail.com
  • 最近の記事
    人気の記事
    Archived articles
    Categories
    タグ

    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。