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なぜ右左ではなく左右なのか

Connecting-roads1223 なぜ右左ではなく左右なのか、という疑問を出発点に、左右について書きます。

右と左の概念とは

自分自身を基準にしたときに、上下というのは重力の方向で明確に区別ができるし、前後は自分の進行方向から明らかに判別可能です。でも、左右という概念は、上下や前後に反して明確な差がありません。左右を説明するときに、心臓がある方、お箸を持つ方などの言い方があるが、これも共通的、絶対的な価値の差であるとは言えません。
例えば、地球の概念を何もしらない宇宙人に左右の定義を伝えるとしたらどうしたらいいでしょうか?Wikipediaに興味深い考察があります。詳しくは本文を参照してください。左右 ? Wikipedia
通信内容によってという制限つきではありますが、“言語等論理のみで左右を伝えることは、極めて難しい”としています。
この右と左という概念は何を起源としているのか、自分自身はどうこの概念を利用すればよいのか。この右と左について考えます。

 

ではなぜ、右左ではなくて左右なのか

では、まず文化的な側面から見てみたいとおもいます。そもそも右と左はなぜ合わせて左右と呼ぶのか、という切り口から。

■右と左のことを右左(うさ)と言わず左右(さゆう)というのは不思議ではある。なんとなく左上位に感じられるからである。英語でも、通常はright and left とならべるようだ。右も左も現代中国語でも右と左と書くが、やはり右上位である。日本人の左右観は、基本的には中国から移植されたが、受容の過程で、若干の混乱が生じてしまった。

■ 漢字の象形文字では、右は右手で「のりと」(口)を持つ形、左は左手でのりとをのせる「台」(工)を持つ形であり、のりとの方が台よりも上位である。この右と左の両手を重ねると「尋」(たずねる)となり、のりとによって神意を尋ねるとなる。さらに両手を広げた一ヒロという「尋」にも転意していく。

■ このような右と左は、中国では白文で「左右」、すなわち返り点を打って、「右を左(たすく)」と読まれるが、熟語としては、左右のままで、日本語化したという。だから左右という言葉の意味は、左手は右手を助けるものであるということで、最初に書いたように、左優位を意味しないとが分かった訳である。

 左右の理屈

 

語源を遡ると、右が左よりも上位・優位の概念であったことが分かります。漢字にも反映されているこの右優位性は現代の思想、社会学的にどのような痕跡を残しているのでしょうか。今後の課題です。

 

右脳と左脳の使い分け

右と左を自分自身にあてはめたとき、脳の働きを理解することで、よりその違いを有効に利用できるのではないか、と考えます。
ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代』 による、右脳と左脳の違いを以下にまとめます。

左脳 右脳
右半身を制御 左半身を制御
「逐次的に」処理 「全体的、瞬時に」処理
「文」 「文脈」
「詳細を分析」 「大きな全体像」

 

脳の知的技術

  • 言語
    • 言葉
    • 記号
  • 論理
    • 順序
    • リスト
    • 直線性
    • 分析
    • 時間
    • 関連づけ
  • リズム
  • イメージ
    • 空想
    • 視覚化
  • 空間把握
    • 次元性
    • ゲシュタルト
      • 全体性

 

机上における左右の役割分担

 

整理HACKS!―1分でスッキリする整理のコツと習慣』によると、デスク上のスペースの切り分けとして、人間の意識上の左右認識の違いを利用することが有効とあります。大まかに分けると、以下になります。

机の左半分=過去~現在のスペース

情報を思いだすために必要な参考資料や、定期的に確認が必要な書類を置くスペース

 

机の右半分=現在~未来のスペース

今後の仕事のイメージを膨らませるもの、これから作成する資料に関連するもの

人間の特性上、この分け方が本当に正しいのかはわかりませんが、情報を左から右へ時系列で並べて整理するという方法を、そのまま机のレイアウトに反映させるという考え方は、整理術の一つとして有効なのではと思います。

 

まとめ

日常の論理的、数学的な問題に対応することで左脳が働き、想像力を自由にすることで、右脳が働きます。
この表と、脳の基本的な知的技術を照らし合わせてみると、日々の生活で脳のどちら側をより多く使っているかがわかります。そして、使っていない方の脳を活用するにはどうすればよいのかもわかるのではないでしょうか。



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自己紹介
知的生産における効率と非効率のスキマにあるたのしさを発信していきます。 日常を便利にするコツや、役立つ情報、ライフハックを中心に。 Evernote、 Toodledo、 Mendeley、 Google、 などのツールとどう付き合っていくかなど、その時の考え、興味の中心を書いていくブログです。
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