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石垣島宣言に見るサステナビリティ

2007年に材料科学者にとって、社会が持続可能な発展を続けるために重要なポイントを、この石垣島宣言 (2007.11.01 ISSEM2007) は指摘している。

材料はこれまで人類社会の発展に貢献してきました。しかし、その一方で大量生産・消費・廃棄を通じて環境負荷を増やしてきたことも指摘されています。
現在、人類活動の更なる発展を求めて材料への要求が一層高まってきています。そのために、材料に係わる資源リスクも急速に増大しようとしています。
そこで、材料を持続可能な社会の構築に役立てることを目指す私たちは、資源利用に関する以下の3原則の重要性を再確認します。

 

資源利用の3つの原則

  1. 資源を枯渇させない
  2. 環境リスクを増やさない
  3. 地域的世代的公正に配慮する

 

環境経済学者ハーマン・デイリーの持続可能な発展のための3原則で述べてあることを、根本的な立場から言及してあるのが、この資源利用の3つの原則である。現在、科学の最先端で扱われている材料は、総じて付加価値の高い材料であり、希少価値の高い物質である。(プリミティブな材料を駆使して、最先端の特性を再現しようとする研究も当然ながら行われているが)その中で、資源の枯渇という問題に常に直面しているのが、材料科学という分野だ。地球規模でみても、地球自体が持つ資源量が絶対的に少ないものであったり、存在はしているが、経済として採掘が成り立ちうる量がごくわずかであったり、採掘可能な地域が紛争地帯などの社会的に不安定な地域に偏在していたりと、資源の不足といっても様々な要因がある。したがって、「資源を枯渇させない」とひとことで言っても、そこには様々な角度からのアプローチが必要であるということを示唆している。

そして、あらためて材料科学という立場からどのようなアプローチをすべきかを以下で宣言している。

また私たちは、材料を利用し使用する全ての人々に、この原則に則った以下の4つの実践を呼びかけ、私たち自身も、これらを具現化する材料技術を開発していく決意を表明します。

 

資源利用の4つの実践

  1. 使わずにすむものは使わない(Reduce)
  2. 丁寧に使う(Reuse)
  3. 何度も使う(Recycle)
  4. ありふれたものを使う(Replace)

 

今でこそよくつかわれるフレーズであるが、材料技術の大きなベクトルがこの1~4までの集合から成り立つべきということを述べている。

材料を扱う立場からすれば、まだまださきの技術で、今はまだチャンピオンデータさえ目指せばよいと考えるのではなく、材料を扱う立場だからこそ、その希少性を世に訴え、自らの技術を通して自らのフィールドを拡大させる努力が必要なのではないかと思う。

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