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3Dテレビに追い込まれた日本メーカー

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3Dテレビは普及するのか、各社の戦略を総まとめ | セレクト | nikkei BPnet 〈日経BPネット〉

 

今年、日本の電機メーカー各社は、3次元の映像に対応したいわゆる3Dテレビを国内市場に投入した。

ここで3D=立体映像に関することと、テレビに関することをまとめる。

3Dの原理は、左右の目に違う絵を見せることで、映像を立体に見せかける技術。

見せかける=脳をだましている。
原理的には19世紀前半。

1838年にイギリスの科学者チャールズ・ホイートストンが発明したステレオスコープが立体視の始まり。

この原理をテレビに応用するためには、右目用、左目用別々の映像を高速で切り替える技術と、右目用の映像の時には左目を隠して、左目用の映像の時には右目を隠すような仕組みのメガネの技術が必要。

技術的には、左右映像切り替え技術とメガネの技術はすでにかなり前から出来上がっていたと見るほうがよい。

そうでなくては、現在の状況のように、各社一斉にテレビを3D対応にすることはできないから。

ではなぜ今まで3D対応のテレビを「出せるのに出さなかったのか」

もちろんコンテンツの不足という側面もあるだろう。

ただそれ以上に理由は簡単で、「売れそうになかったから」であろう。

そもそも、3Dの映像を見るためにメガネをかけなくてはいけないということに対する、一般的な抵抗感がある。

今までもカメラ、ゲーム端末などいくつかの製品で3Dに挑戦した製品もあったが、いずれも一時的なブームで終わってしまっている。

ここでもう一つの疑問。

ではなぜこのタイミングで3Dテレビを出さないといけなかったのか?

その答えは、この記事のタイトルにもある「追い込まれた」からとみるべきだろう。

薄型テレビは代表的には、液晶のシャープ、ソニー、東芝と、プラズマのパナソニックがある。

確かに、数年前までは、日本メーカーの圧倒的な技術力、製品化のノウハウから、海外メーカーに比べ大きな優位性を持っていた。

その間も、日本メーカーは美しい細かい映像と、滑らかな絵の動きを求め、技術開発を続けていた。

その傍ら、海外メーカーは、日本から製造機器を大量に仕入れると当時に、その製造機器に付随して入ってくるノウハウの蓄積を行っていた。

数年が経った現在の状況は、薄型テレビの品質自体は日本と海外とではほとんど差はないといってもよい。

少なくとも2次元の絵を見る限りでは。

薄型テレビでも、いわゆる「コモディティ化」が起きている。

そうなると、機能は多いが価格は高い日本のテレビより、機能は少ないが価格の安い海外のテレビのほうが売れるのは当然である。

絵のきれいさは、一般の人間が見たらどちらも同じくらい美しい映像だから。

日本のメーカーは差別化に奔走する。

レコーダー機能を内蔵したり、プログラム的に映像のきめ細かさや、滑らかさを追及したりした。

それも、結局は今までのアイデアを組み合わせただけの高機能化、高付加価値化に過ぎなかった。

メーカーは残された道を探す。

その結論、立体映像。

今まで日本メーカーは、きめ細かく、滑らかな映像表現を実現するテレビ技術を目指すうち、いつの間にか3Dテレビに最適な技術を開発していた。

つまり、左右の目に異なる映像をうつすための高速な画像切り替え技術は、滑らかな映像表現の技術の応用だし、別々の映像をうつしても、画像的に破たんしないためには、もともとのテレビがきめ細かく映像を映し出す能力がなくてはならなかった。

かくして、日本メーカーは、かつて「売れない」と自ら判断した立体テレビに追い込まれ、その結果2010年の立体テレビ元年と相成った。

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知的生産における効率と非効率のスキマにあるたのしさを発信していきます。 日常を便利にするコツや、役立つ情報、ライフハックを中心に。 Evernote、 Toodledo、 Mendeley、 Google、 などのツールとどう付き合っていくかなど、その時の考え、興味の中心を書いていくブログです。
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