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ルリボシカミキリの青 福岡 伸一

福岡伸一

ルリボシカミキリの青

ルリボシカミキリの青
  • 科学の目、時代の見方
  • 分子生命学

 

センス・オブ・ワンダー


ワンダーを感じる心
自然の美しさに目を見張ること
自然に対する畏敬の念
なにか美しさに打たれる
生命に打たれる
そのあとその人を支え続ける価値の基準
物事の判断の基本
美醜:美しいと思うか、美しくないと思うか
真か偽かより上にある概念
レイチェルカーソン:サイエンスライター、科学者の言葉
環境運動の出発点
すべての子供たちが持つべき軸
大人になる過程で忘れていくもの
何に打たれたのか何に目を見張ったのかを思い出すことの大切さ
朽ちかけた木の襞に、ルリボシカミキリがすっとのっていた。
嘘だと思えた。
しかしその青は息がとまるほど美しかった。
しかも見る角度によって青はさざ波のように淡く濃く変化する。
それは福岡ハカセがハカセになるまえの、ぎれもないセンス・オブ・ワンダーの瞬間だった。

 

私は虫を集めて何がしたかったのだろう?


フェルメールでさえ作りえなかった青の由来を、
つまりこの世界のありようを、ただ記述したかったのだ
世界の多様性を記述したい
世界を説明し尽くしたい
自然に対する畏敬の念

 

科学の興奮、生命の不思議


・ウイルスは、私たちの遺伝子が分離してできたものだった
・アオスジアゲハとクロアゲハの幼虫は、食べる葉が違う
・「脳死」と「受精卵利用」によって、ヒトの命の時間は縮まっている
・ハチミツの濃度は死海の塩水よりも高い
・遺伝子のコピーミスで、生物は進化する
・だが、コピーミスをするがゆえ、人類は「がん」の呪縛から逃れられない

 

完璧な標本をつくる


指先に虫を殺めた痛みが残る
これが生物学者のコア

ルリボシカミキリの青は
いつしか黒ずんでいく

 

動的平衡


絶え間なく動きながらある種のバランスをとっている状態
タンパク質構築のメカニズム
これはどんな生物にも共通で一通り
しかしタンパク質を壊す仕組みは何通りもある
生物はつくるよりも壊すことに長ける
生物は常に壊し続ける
秩序を守るため
それは本来は頑丈に作るべきもの
ただし、頑丈には限界がある
生物は逆の道を選ぶ
常に壊して作り変え続ける
エントロピー増大の法則には逆らえない
秩序ある状態から、秩序ない状態へと移る
時間
エントロピー増大の法則で壊される前に
内部で自ら壊して捨てて、作り直す
環境に対する柔軟性
生命は自転車操業
いつかエントロピー増大の法則に追いつかれる
それが生物の死
それまでに次の生命にバトンタッチするから
生命は脈々と絶え間なく続く
パスがまんべんなくいきわたっている状態が
生物にとって健康な状態
二酸化炭素を植物が吸収する
吸収したものを微生物に受け渡す
このパス
人間は植物をつぶす
地球を動的平衡としてとらえたときに
不健康な状態になりつつあるということ
地球の動的平衡の循環・パスが滞っている

 

動的平衡の感覚を養う


万物は流転する
機械論的なものの見方の中で忘れ去られていった
自分の生きている時間軸を以下に過去と未来に伸ばして考えられるか
環境の中の動的平衡はもっと長いスパン
すぐには結果は出ない
そこまで時間の軸をとって考えられるか

 

現代社会の効率重視


時間軸を分断する考え方
時間を分母にする考え方
時間当たりいくらとか

動的平衡はどこかで効率を上げると
どこかで効率が下がっていくという考え方
効率主義とは対極の考え方
豊かさが集まればどこかで貧しさが増える

三高
高学歴高身長高収入
三つ高いところがあれば必ず低いところがある
三高の人は四低を持つという考え方
動的平衡的な考え

 

馬を水辺に連れて行くことはできても水を飲ませることはできない


子供がセンスオブワンダーを感じるか
自分の体験を語ることはできても
語った相手にセンスオブワンダーを感じてもらえるとは限らない

子供の時に好きだったことがそのまま職業につながることはない
しかし、その時のセンスオブワンダーがその後のあり方の軸となる

 

パズルのピース一つ一つは入れ替わるが


周りのピースの関係性が保たれていさえすれば
全体は保たれる
細胞も周りの空気を読みながら、
全体として規律のとれた構造となるように自分の役割を決めていく
細胞自体は生まれたときは自分が何になるかはわかっていない
ただほとんどの細胞は自分の役割を周りの関係性により決める
自分の役割を見つけられずに、我を忘れてふけ続ける細胞ががん細胞

 

若者の自分探しも同じ


社会の中で自分とは周りの関係性の中にある
自分の中にはない
自分の役割を見つけられずに自分の内側にのみ目線を向けて
自分の好きなように生きていては、がん細胞となんら変わりはない

そこに自分の役割を見つけてやることがガン治療の究極の方法

 

センスオブワンダーに出会うためには


気づいたときにあるもの
自分の好きなものを極めること
好きなものはもう始まっている
それを忘れているだけ
今から好きなものを探すよりも、それを思い出すこと
道の究め方
だから、最初のセンスオブワンダーを覚えていることが大切

チャンスは良い準備の下に訪れる

好きなことをずっと好きであり続けること

 

教育・学びの本質


どうして勉強しなきゃいけない?
系統立って勉強しなくても生きていける
しかし、勉強しなくては
我々が世界を見るときに、視覚、聴覚、、、、のみでしか見れない
人間の感覚は往々にして偏りがある、だまされやすい
学問を身に着けることは、その偏りを正しいものとして認識するために必要
微分積分1600年代・ガリレオ。顕微鏡。天体望遠鏡。フェルメール
世界を微分したい
世界を時間軸で分ける
時間を止める
止めた時間の中に、時間軸を込める、動きを込める
絶え間なく動き行く世界を正しく記述したいということが微分の本質
ここになぜ微分が求められたかの勉強がある
五感だけに頼らないものの見方を学ぶことが学びの本質

教科書に載っていること
XXXはYYYである。という単なる知識の羅列。
これは、別に授業で知らなくてもよい。
本当に教えないといけないことはXXXがなぜ必要とされたのか。
YYYに至るまでのプロセスなど。
知識として体系立つまでの歴史を教えるべき。

 

美しいもの


なぜ美しいと感じるのかということを知りたい

 

世に問うていきたいこと


どうして動的平衡が保たれているのか
全体の統一を支えているものは何か

 

目次


プロローグ
第1章 ハカセの研究最前線
第2章 ハカセはいかにつくられたか
第3章 ハカセをいかに育てるか
第4章 理科的生活
第5章 『1Q84』のゲノムを解読する
第6章 私はなぜ「わたし」なのか?
第7章 ルリボシカミキリの青
エピローグ

参考:

Amazon.co.jp: ルリボシカミキリの青: 福岡 伸一: 本

ラジオ版 学問ノススメ Special Edition

『もう牛を食べても安心か』(文藝春秋、2004年)
『プリオン説はほんとうか?』(講談社、2005年)
『ロハスの思考』(木楽舎、2006年)
『生物と無生物のあいだ』(講談社現代新書、2007年)
『できそこないの男たち』(光文社新書、2008年)
『動的平衡』(木楽舎、2009年)
『世界は分けてもわからない』(講談社現代新書、2009年)

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自己紹介
知的生産における効率と非効率のスキマにあるたのしさを発信していきます。 日常を便利にするコツや、役立つ情報、ライフハックを中心に。 Evernote、 Toodledo、 Mendeley、 Google、 などのツールとどう付き合っていくかなど、その時の考え、興味の中心を書いていくブログです。
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